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アウトプットは立派なスキルであり、かつ、アウトプットをすると自己の成長が見込めます。
アウトプットの考え方やコツが、少しでも伝われば嬉しいです。
1.ターゲットを絞りましょう
自分がアウトプットしたい事のターゲットがどこかを、まず意識しましょう。
ターゲットがどこなのかで、アウトプットの価値は変わりませんが、ターゲットがある程度絞られた方が、得てしてアウトプットの質は高まります。
ここで言う「みんな」の定義はアウトプットする人が決めましょう。隣の人でもいいし、家族でもいいし、会社の人でもいいし、世界中でもいいです。
2.書きたい事を絞りましょう
自分がアウトプットしたい内容を絞りましょう。
すべてをひとつのアウトプットに収めようとすると、支離滅裂な文章になりがちです。ピンポイントで鋭いアウトプットを心がけましょう。
どうしても全部書きたい場合は、複数のアウトプットに分けて、行いましょう。
3.難易度を提示しましょう
あなたのアウトプットしたものの難易度は、誰にも計る事はできません。難易度は読み手に依存するからです。
しかし、アウトプットの前提条件として
- 上級:◯◯の概念が理解できている人向け
- 中級:△△レベルなら触ったことがある人向け
- 初級:これから□□を始めようと思っている人向け
等と記述してあげれば、アウトプット読みたい人にとっては親切かもしれません。
自分に合ったアウトプットを読みたいものですからね。
4.専門用語は気をつけて使いましょう
技術的なアウトプットを行う際に、機能や概念を説明する際に専門用語を使いがちです。
可能な限り、専門用語を使うのを避け、誰しもが分かる言葉に例えて書きましょう。義務教育で習わないものは、専門用語です。
どうしても使いたい際は、ドキュメントへのリンクを貼るなど、前提知識として必要な知識習得への、アプローチを忘れずに行いましょう。
おじいちゃんも、子供も、全員が読めるような文章が望ましいです。
5.神様になるのはやめましょう
あなたのアウトプットを読んだからといって、確実に誰かの知識やモチベーションが上がるとは限りません。
「え?自分の記事を読んだら?絶対に役に立つし?モチベーションも?上がる…?」
いいえ、あなたは神様ではありません。
あなたが他人の知識やモチベーションをコントロールするのは不可能です。いかなるアウトプットであれ、根本的にはアウトプットは自分の知識レベル向上のためと考えましょう。
6.タイトルと中身を乖離させてはいけません
アウトプットのタイトルは非常に重要です。だからこそ、タイトルと中身は連動していなければいけません。
「アップルパイの作り方」というアウトプットの中身が「リンゴの歴史」であっては、いけないのです。
また、タイトルを漠然とさせてもいけません。「リンゴについて」などというタイトルは論外です。
アウトプットしたい内容が、タイトルだけでも分かるようにしましょう。
7.まずは見出しから書きましょう
作文をアウトプットしたいなら別ですが、あなたのアウトプットしたい内容はそうではありませんよね?
いきなり、つらつらと書き出すのではなく、まずは各見出しを書いていきましょう。
大見出しを書き、中見出しを書き、小見出しを書いてから、ようやく文章や画像の出番です。
まずは骨組みを作り、あとで肉付けを行うように心がければ、アウトプットとして破綻する事は少なくなるでしょう。
8.何かを貶めるのはやめましょう
自分の好きなものを紹介する時に何かを貶める人が多々いますが、絶対にしてはいけません。
「みかんと違ってリンゴは美味しい」
という必要など、どこにもないのです。
「リンゴは美味しい」
とシンプルに書きましょう。
9.間違いを恐れる必要はありません
あなたがアウトプットした内容に間違いがあった?
それがなにか問題でしょうか。
あなたは一生懸命あなたの中で正しい事をアウトプットしました。
その内容が世の中的には間違ってて指摘されても、気にしてはいけません。その指摘を受け入れ、さらにいいアウトプットをすればいいだけの話です。
あなたが、アウトプットするという素晴らしい行為は、誰にも辱められる事はないのです。
10.またアウトプットしましょう
継続は力なりです。
そしてアウトプットは立派なスキルです。
最初のアウトプットですべてが上手に書けると思ってはいけません。
何度も何度もアウトプットを繰り返す事で、アウトプットする事自体も上手になるのです。
そのアウトプットの連鎖を心の底から楽しみましょう。
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