GPT 便利ですね。自分はもう手放せません。特に GPT が得意としている「文章を作る能力」は使いまくってます。先日も英語でメールを書く必要があり GPT を駆使しました。その時に得た知見をつらつら書いてみます。ご参考になれば。
※ 個人情報・機微情報は絶対に GPT に書いてはいけません。そこは上手にマスキングして使いましょう。
※ 以下に出てくる文はあくまでも例文です。
基本プロンプト
最終的によく使っていた出だしのメールを書くプロンプトはこちらです。
Smith さん(仮名)に下記の文章を
ビジネスメールとして送りたいので文章を整えてください。
英語でお願いします。
文章は可能な限り短く簡潔にしてください。
文章:
こんにちは、Smith さん
あなたの会社のサービスについて教えてください。
以上、よろしくお願いします。
「可能な限り短く簡潔に」と書く理由は、こちらが逆に添削できないからです。簡潔にと指示する場合としない場合で、こんなにも文章が違います。
指示なし
指示あり
基本的に AI にはハルシネーション(AI が堂々と嘘をつくこと)がありますから、鵜呑みにせずに、最終的には人の手で添削する必要があります。その為、文章はできるだけ短くしていきたいのです。
返信をする場合
返信の場合は上記のプロンプトは使いません。例えば Smith さんから下記のような返事が返ってくるとします。
Hi Daisuke
OK! I can loop in one of our account executives here via the email.
Please let me know your thoughts.
(いいよ!サービスに詳しい人をこのメールに呼べるけどどうする?)
これに対する返信はもちろん Yes ですが、返信の場合、先程のプロンプトに当てはめてもうまくいきません。前後の文脈がわからないと GPT も困るのか、こちらの意図した文章には中々ならないのです。かと言って、前後の文脈もきちんと表現した文書の翻訳をお願いすると、どうにもお固い表現になってしまいます。なのでもう、まるっと文章ごと GPT に考えてもらいます。
Smith さんから
「OK! I can loop in one of our account executives here via the email.Please let me know your thoughts.」
とメールが来ましたので
「では、その人を参加させてください」というニュアンスのビジネスメールの文章を書いてください。
英語でお願いします。
文章は可能な限り短く簡潔にしてください。
すると、いい感じの文章が。
文脈もあってますね。任せられる箇所は任せるに限ります。
GPT に添削させる
最後に GPT が生成して来た文章を GPT に添削させましょう。 私は英語圏の人の失礼にあたる表現などは知りませんからそこを重点的にみてもらいます。
下記文章をビジネスメールとして添削してください。
敬意を欠いている表現などはありますか?
文章:
Dear Mr. Smith,
Thank you for your message.
Please go ahead and include the account executive in our conversation.
Best regards,
Daisuke
そうすると、ちょっと変更した版なども出してきてくれますので、あとは両方の文章を DeepL などに通して、ツギハギして、自分が問題ないと思える英文を組み立てましょう。
もう手放せません
GPT は、めちゃくちゃな文章を生成してくるイメージが強かったですが、ちゃんと文脈さえ伝えれば十分使えるなと思いました。そして個人的に、すごく英語の勉強にもなるし、英語のメールを書くハードルも下がったので GPT に頼ってみてよかったです。今後も使います。